スペシャルインタビュー:木魚職人・加藤寿和さん〜5〜
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(取材・写真:内山洋樹/2019.9.3)

1|シーズニング中の木魚の原木。

白い大木が楠。中央の黒い樹は高級材の桑。

2|桑の樹。

桑の樹。

3|「木取り」のための型。

製材された原木を型でマーキングし、荒削りする。

4|「木取り」された楠。

「口」になる部分にはスリットが入れられる。

5|工程を経て丸みを帯びていく。

中央の状態は、粗彫りされたものにニスで割れ留めされたもの。最低1年寝かされる。

6|「粗彫り」の状態でさらにシーズニング中の材料。

大きいサイズほどシーズニングには時間がかかり、中には5〜10年かかるものも。

7|「粗彫り」から丸めていく作業。

丸める作業はかんなを使い「角を落としていく」感覚で。

8|ここからひたすら手作業が続く。

9|「中彫り」の工程へ。

ストロークの長いノミを使い、内側の空間を広げていく。音色に関わる大事な作業。

10|使い込まれた道具の数々。

掘る部位・サイズにより使う道具も様々。

11|中彫りのノミの先端。

12|丸め作業のカンナの数々。

13|手作業を進める作業場。

前面の磨りガラスから照らされる柔らかい灯りが室内を満たす。敷地内は作業場と言わず、乾燥部屋と言わず、楠の芳香が空間を満たしている。

14|「音付け」は木魚の「口」で。

「口」の端を削って調整する。叩きながら開けても塞いでもあまり音が変わらない状態まで削り、音付け完了。

15|巨大な二尺六寸の木魚。

訪問時、ちょうど製作途中だった。試奏すると低音の響きがどこから鳴っているのかと、不思議な感覚に。

16|丸め作業中の加藤さん。

「自分のした仕事の『手の跡』が形になって残るんですよね。ちゃんとしたものを作れば何十年も使ってもらえる。」(加藤さん談)

18|やり甲斐のある仕事。

「コマキさんとのお仕事は、楽器として、音楽のために作るっていうのが、文化の一端に触れているような気がしていて、やり甲斐があるんですよ。」