吹奏楽コンクール課題曲 打楽器ワンポイントレッスン
僕らのインベンション - カスタネット・スペシャル・レッスン
※良い音でお聴きいただくために、動画の視聴にはヘッドフォンやイヤフォン、またはオーディオ用スピーカーの使用をおすすめします。
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❶カスタネットを膝打ちする場合
紐の結び目を下にして中指(又は人差し指のどちらかやり易い方で)を下から通し、外側の紐の横を親指でしっかりと固定します。必要であれば片方の足を乗せる台を用意して下さい。高さは自 分が演奏しやすい高さで構いませんが、目線が下に下がり過ぎないようしっかりと指揮者を見ましょう。
この曲で一番出てくるこのリズムを練習しましょう。 注意点としては、3連符の時に左右の音色がでこぼこにならないように練習することが挙げられます。(利き手じゃない方がこもった音色になりがちです)遅いテンポからだんだんと速くしていき、出来るようになったら音量を変化させたりアクセントをつけたりして練習して下さい。
ロール
曲の最後にロールが出てきます。ロールの場合は、親指をカスタネットの中央から紐寄りの部分に構えてカスタネットから少し離し、膝に打つ前に親指にあててから叩きます。そうすると、1回のストロークで「タ・トン」と音が2回なりますね。これを両手で1つ打ちの要領で速くしてい くとロールになります。膝の角度でロールのし易さが変わってくるので、自分に合う角度を研究してみて下さい。
映像中の使用楽器 | |
カスタネット | ハレ/JL-TP7 |
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❷柄付きカスタネットで演奏する場合
スネアドラムのスティックの持ち方で柄付きカスタネットを持ち、膝に打ちます。スティックのように持って叩けるものもありますが、それでぐらぐらしてしまう場合は、❶の膝打ちの奏法と同様に、カスタネットの紐の横を親指と人差し指でしっかりと固定し、それ以外の指で柄の部分を持ちます。その時にカスタネットの響きが止まってしまっていないか注意しましょう。
演奏手順は、普段の基礎打ちで行うリズム練習と同様で大丈夫です。柄付きカスタネットを使う場合、紐が柄にしっかりと固定されていないと不安定になり演奏しづらくなりますので、紐の調節をきちんとしましょう。
ロール
柄付きカスタネットでのロールは、柄の先の方を持ち親指でカスタネットの中央を軽くおさえてかまえます。親指に当ててから膝に打ち(タ・トン)、左右交互に速くしていきます。手首よりも腕を使い、少し膝に押さえつけるイメージです。慣れてくると、ロールは柄付きカスタネットでやる方法が一番やりやすいかもしれません。
映像中の使用楽器 | |
カスタネット | グローバー/GV-GWC3G |
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❸フラメンコ奏法で演奏する場合
フラメンコ奏法の良いところは、多様な音色を出せて繊細なニュアンスまで表現出来ることだと思います。「この機会にカスタネットを深く追求してみたい」「時間があるからいろいろな奏法で練習してみたい」など意欲のある方は是非挑戦してみて下さい!
カスタネットの持ち方
まず、カスタネットは左右で音の高さが違います。高音のカスタネットには、紐の穴の上のところに溝のような目印がつけられています。印のある高音を右手に持ち、印のない低音を左手に持ちます。
(1)紐をゆるめて紐の結び目を下にして親指を下から通します。そして親指の第一関節を中心にその両側に紐がくるように調節し紐を締めます。親指を伸ばした時に、カスタネットの口が2〜3cm常に開いている状態がつくれているか確認して下さい。ここでの紐の調節が演奏の出来を左 右しますので、しっかりと手になじむ感覚を掴んで下さい。
(2)手のひらを自分の身体の方に向け、肩、両腕の力を抜いて手首を軽く内側に向けます。
