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2022年度吹奏楽コンクール特設サイト

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課題曲4

吹奏楽コンクール課題曲 打楽器ワンポイントレッスン

サーカスハットマーチ

※本文中【 】内の記号は楽譜の練習番号、[ ]内の数字は小節番号 を示しています。

使用打楽器リスト

楽器名

執筆者のアドバイス

推奨品

スネアドラム

14×5又は5.5ぐらいで、明るくキレの良いサウンドが合うと思います。どんなダイナミクスでもレスポンスの良い響き線のセッティングや、チューニングも大切です。

マジェスティック/
MJ-MPS1450MB

MJ-MPS1450BR

ソナー/SQ-1405SD-MHI

PL-1405SDWD

バスドラム

深すぎず、大きすぎず、音の輪郭がハッキリと出せる楽器が良いでしょう。また、バンドのサウンドにフィットするチューニング(表裏のバランス)も重要です。

レフィーマ/LF-BD32S,LF-BD132S

クラッシュ・シンバル

明るく、リラックスした状態でも抜けの良い音が出せる18インチが目安でしょう。直径だけで無く、厚みもサウンドに大きく影響します。重さ・大きさと、演奏者のフィジカル(コントロール可能範囲)のバランスも大切に選びましょう。

小出シンバル/11S-in18CCM, 808-in18CCM, 808-S18CCM,

CAB-18CCM*, CAB-18CCMH*

トライアングル

シンプルに高音が美しく響く(ギラギラしすぎない)物が良いと思います。ホルダーは響きを吸収しない材質にしましょう。

スタジオ49/SD-Ti3

アラン・エーベル/AA-L

K.M.K/KK-TCS812N*

シロフォン

ドライでクリアー、木の音が自然に響く楽器が良いでしょう。鍵盤の音程のズレは、チューニングに出すなどして、調整できると良いですね。

マジェスティック/
MJ-X6535H

グロッケンシュピール

キラキラとした響きでバンドに彩りを添えられる楽器でありたいです。微妙なタッチの変化にも繊細に反応し、のびのあるサウンドが良いでしょう。

マジェスティック/
MJ-B3125S

サスペンド・シンバル

入りのmpから到達点の f までの変化をストレートに表現できる楽器が良いでしょう。また、イメージする音を鳴らせる打点も探してみて下さい。

小出シンバル/10J-in18CSM
808-S18CSM, CA-18CSMT*

品番に*印のついた商品は、これから発売予定の新製品です。

使用マレットリスト

楽器名

執筆者のアドバイス

推奨品

スネアドラム

程よい重みがあり、小回りのきくスティックを選びましょう。弱音はスティックの重さを活かすと楽に演奏できると思います。ロールは、チップの形でもやりやすさが変わります。

K.M.K/KK-CSJ, KK-CSJ2
ベーター/PICCOLO, PICCOLINO

バスドラム

クリアーな発音、尚且つ響きも引き出せる物を選びましょう。楽器とのバランスも大切です。敢えて言葉にするならば「ウェイトのある少し小さめ」が目安でしょうか。

K.M.K/KK-BMDY02, KK-BMDY03

トライアングル

トライアングルに負けず、響きをしっかり出せる太さや重みのバランスが取れたビーターが良いでしょう。

K.M.K/KK-TB5

シロフォン

硬質で、音程や木のサウンドがきれいに出るマレットを。速いパッセージを軽快に演奏する際、スピード感を失わずに響きを引き出せる重さのバランス、が大切です。

アンコール・マレット/EM-200R

バルター・マレット/BM-B7R

グロッケンシュピール

場面毎に適切な物を選びましょう。ハードなマレットは強奏時でも音程感が失われず、mpはソフトでかつ輝きのあるサウンドが実現できる物が良いでしょう。

バルター・マレット/BM-B93R, BM-BGP2, BM-B10R

サスペンド・シンバル

手のコントロールとマレットの重みをバランスよく使って、響きを拡げていきます。ソフトすぎるとmpで鳴り不足気味になるので、そうならない程度の硬さが目安。

アンコール・マレット/EM-TM1

ロン・ヴォーン/RVN-CymM4R

品番に*印のついた商品は、これから発売予定の新製品です。

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Percussion 1

スネアドラム

マーチの典型の“ウラ打ち”はもちろん、キレのあるキメや、随所に印象的なリズムやフレーズが仕込まれ、ダイナミクスチェンジやアクセントといった要素までも目まぐるしく展開されています。それらを確実に演奏していくためには、まずテンポを落としてきっちりと練習する必要があるでしょう。

【A】からのパターンは、3拍目裏のtakaに惑わされず軽快なウラ打ちをキープし、[9]、[17]のta-taのリズムをカッチリと引き締められるように、タイミングやアーティキュレーションに気を付けましょう。【E】は全体の流れにしっとりと馴染む歌い方を。

【H】の[1]~[3]、アクセント付きのロールは重くならずに、[4]をパリッと際立たせ、続くmfは軽くメリハリを付けて最後の装飾音符は管楽器と同じスピードで最後の1音に着地しましょう。

ダイナミクスは、基本的に全体のバランスやそのフレーズのキャラクターを理解して変化させます。「強い・弱い」だけでなく、「重く・軽く?」「ソフトに・鋭く?」「明るく・暗く?」「甘い・ピリッと辛い?」「ひっそり・大胆?」等、様々な表現で音楽に変化が付けられることは、とても楽しいプロセスだと思います!

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Percussion 2

バスドラム

マーチにおいて頼れる存在でありたいバスドラム。躍動感や推進力のある演奏を心がけたいですね。右手のコントロールはもちろん、左手の使い方(どこをどうタッチするのか)を工夫しての細かいニュアンス作りも大切です。 【E】は低音パートと音型を揃えて1&4拍の落ち着いたノリを作りましょう。

【G】前allargandoでは、テンポの変化やバランスに対応しながら、打楽器セクションだけに与えられたクレッシェンドで効果的に全体を盛り上げます。

【I】からの4小節間はバスドラムだけ少し違った動きを持っているので、アンサンブルを理解して、クリアーなリズムとニュアンスで全体を引き締めましょう。

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Percussion 3

クラッシュ・シンバル

他のパートに比べて音数は少ないですが、だからこそ出てくる1音1音の存在感は大きく、バンド全体に色彩感やインパクトを与えられるのがシンバルです。♩の刻みは軽めに、冒頭やエンディングでは輝かしい存在で、キメのリズムやフレーズ終わりでは音の止め方も研究してみましょう。シンバルは、当て方次第で様々な音が出せるので、2枚のシンバルの距離の取り方や合わせ方(角度、スピード等)を調整して、欲しい音が鳴る“ツボ”を探します。

トライアングル

【C】のトライアングルは16分音符の発音をクリアーに、管楽器に寄り添って演奏します。【C】も【E】もmpですが、弱々しくならず楽器の持つ良い響きを活かせるように、ビーター選び(細すぎない、軽すぎない)や当て方を工夫してみましょう。

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Percussion 4

シロフォン

同じ鍵盤楽器でも、グロッケンシュピールよりパーカッシヴな役割を受け持っています。素早いパッセージやコミカルな演出が、曲中でその効果を発揮できるように、テンポに沿ったマレットコントロールや手首を使ってのクリアーな発音を心がけましょう。

【A】と【B】の各4小節目等、メロディーの“合いの手”で入ってくるフレーズは休符の間もメロディーを歌い、流れの中でテンポに合ったブレスを取って、スピード感を揃えて演奏しましょう。「1. や「2. の跳躍する音は、行き先をイメージしておくと落ち着いて到達音に向かえると思います。[35]や[82]~最後は、手順を工夫することで演奏しやすくなります。

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Percussion 5

グロッケンシュピール

キラキラと光る要素を加えたり、メロディーセクションの一員になったり、リズミカルな合いの手になったりと、一人何役もこなします。手の使い方、呼吸、響きを聞くことを大切に、それぞれに適した表現を見極めていきましょう。

メロディーは管楽器と歌い方をよく合わせて表情豊かに演奏します。

【D】や【E】は優しい雰囲気の中にも余韻まで音楽を忘れず、「弱奏=消極的」にならないように気を付けましょう。マレットチョイスも各場面でのポイントの1つになります。

サスペンド・シンバル

サスペンデッドシンバルは、次のGrandiosoに向けて全体のバランスに気を付けながら、ロールのストローク数や速度のコントロールによって、広がりを持って盛り上げましょう。

レッスン執筆

Daisuke

井口雅子(いぐちまさこ)

大阪フィルハーモニー交響楽団打楽器奏者。京都府出身。京都市立芸術大学音楽学部卒業、サンフランシスコ音楽院修士課程修了。ナショナル・オーケストラ・インスティテュート2011(メリーランド州)に参加。2012年SFCMコンチェルトコンペティション管打楽器部門優勝、同音楽院オーケストラと共演。
マジェスティック・パーカッションアーティスト。各地でのコンクール審査員、吹奏楽指導も等も努める。打楽器を村田聖子、山本毅、種谷睦子、J.V.ギーム、D.ハーバート、J.L.ワイアットⅢの各氏に師事。