打楽器も多彩で、自然な筆の中に様々なこだわりも感じます。いたるところで打楽器の音色が自然と管楽器の音色に反映され、各楽器が持つキャラクターがそのまま歌になり音楽になり。素晴らしいですね。
パートとしても、各楽器にソリスティックな場面が用意されている一方、[40]~や[75]~など、セクションが一つの楽器(ドラムのような)になってバンドを率いているような場面もあります。他にも、管楽器の模倣や対話などなど、魅力を挙げればキリがありませんが、それほどこの作品には(打楽器を含め)吹奏楽、そして音楽への愛が詰まっています。
コンクールにとどまらず、ぜひ様々な演奏会でも取り上げて頂きたい素晴らしい作品です。