“コンテンポラリー・シリーズ”マリンバ・マレット
2003年に一度姿を消したコンテンポラリー・シリーズが、装いも新たに復活しました!5オクターブのマリンバをフルカバーする全6種類のラインナップ。バランスの取れたオーソドックスな仕上がりです。
- かつての5種から6種にラインを増加。
- 5オクターブのマリンバをフルにカバーする幅広い選択肢。
- 各レンジに即したヘッドの形状、ウェイトをさらに追求。
- デュアルトーン(ツートーン)仕様のヘッドで、繊細なニュアンスを的確に表現できます。
- マリンバのソロワークはもちろん、打楽器アンサンブル、吹奏楽でも活躍します。
【価格】ラタン柄:各5,250円(本体価格5,000円)バーチ柄:各4,200円(本体価格4,000円)
【共通仕様】毛糸巻
【品番・仕様】
- ラタン柄品番/バーチ柄品番:硬さ/ヘッド直径/全長/毛糸カラー
- 81R/81B:ハード/38.1mm/422mm/パープル
- 82R/82B:ミディアム・ハード/34.9mm/422mm/グリーン
- 83R/83B:ミディアム/38.1mm/422mm/ローズ
- 84R/84B:ミディアム・ソフト/44.5mm/422mm/ブルー
- 85R/85B:ソフト/47.6mm/422mm/ワイン
- 86R/86B:エクストラ・ソフト/50.8mm/429mm/バーガンディ
※コンテンポラリー・シリーズ・マレットは、次回入荷は12月下旬〜1月上旬の見込みです。
【マリンバ奏者・辻寛子さんからのコメント】
この度試奏させていただきました、マイク・バルターのコンテンポラリー・シリーズ・マリンバ・マレットの第一印象は、
「非常にストレートなマレットである」ということでした。手のなじみも自然であるため、奏者のコントロールに繊細に応えてくれます。4本マレットでの演奏の場合、ソフトとミディアム・・・と言った組み合わせをしなくても、全て同じ硬さの物を4本使用し、コントロールでその音色の表現が可能なマレットです。もちろん2本マレットでの演奏にも適しており、アンサンブルからソロ・吹奏楽まで、オールラウンドで活用されるマレットと思います。従来のシリーズとの大きな違いは、ヘッドの形態・重さと柄のバランスです。バランスが良いマレットはpp~ffまで幅広い豊かな音色を奏でることが出来ます。また、本シリーズの大きな特徴は、音板に触れた際に発生する打音が気にならないことです。振り下ろし方や角度にもよりますが、響きに包まれたマリンバらしい音色が特徴的です。ハードからミディアムまでは透き通った芯のある音色が奏でられ、ミディアム・ソフトからエクストラ・ソフトはマリンバ本来の響きと共に低音の奥深い音色が奏でられるマレットです。
現在多種多様なマレットが存在し、マリンバのオリジナル楽曲からアレンジの楽曲演奏にその種類の豊富さが欠かせないものとなってきました。そんなマリンバ奏者にとって必要不可欠なマレットの必須アイテムの一つとして是非様々な音楽シーンで使用してみてください!
■マレット選びのポイント
マリンバとの相性や奏でる空間、そして弾いた際のヘッドと柄のバランスに注意してみて下さい。何よりも一番大切なことは、その楽曲がどのような音色を求めているか、そして奏者がどこまで音色に想いを持てるかでマレット選びは変わってきます。マレットに選ばれるのでは無く、求めている音色により正確に応えてくれるマレットを選択することも、マリンバ奏者にとって大切な奏でる作業のひとつです。
***********
広島の地で独自のマリンバ音楽と、音楽のありかたを追求する辻寛子さん。自ら代表を務める「おとつみき音楽事務所」のウェブサイトも要チェック!辻さん、ご寄稿ありがとうございました!